• TOP
  • 住宅購入
  • リフォーム・リノベーション
  • お金・制度
  • 地域紹介
  • コラム
中古マンション仲介手数料無料TOP > マイホームブック(byスターフォレスト) > スタッフブログ > 中古マンションの価値と健康性を脅かす怖い結露の話

2017-08-13

中古マンションの価値と健康性を脅かす怖い結露の話

shutterstock_584474179


窓に起こる「結露」は、ただ窓がぬれてしまうだけではありません。放っておくと、マンション自体の価値や入居者の健康にも影響してしまう怖いものなのです。

結論の原因と対策について、正しく理解しておきましょう。

結露を甘くみていてはいけない

ふだん何となく目にしている「結露」は、空気中の水蒸気と温度差によって起こります。そのメカニズムをおさらいしてみましょう。

空気は、温度が高ければ高いほど、水蒸気を多くためこんでおくことができます。暖まった空気は、それだけ多くの水蒸気を含んでいるのです。

その空気が冷たいものに接するなどして温度が急激に低下すると、空気がためておける水蒸気の上限が少なくなります。これにともなって、空気に含まれていた水蒸気が「水」となってあらわれる現象が結露です。

結露が冬に多いのは、家の外と中の気温差が大きいため。暖房で暖まった室内の空気が、外気温でひんやり冷たい窓に接することで、空気の温度が急激に下がり、水蒸気が水になってしまうのです。

また、長時間窓を閉め切るなどして換気が少なく、加湿器の使用などもあいまって、室内に湿気がたまりやすいことも影響しています。一般的には、戸建てに比べてマンションのほうが気密性がより高い傾向にあり、その分結露が生じやすいです。

このように窓辺などで起こりやすい結露ですが、一見すると窓などがぬれるだけなので「あとで拭けばいい」と放置しがちになってしまいますよね。しかし、結露を放っておくといろいろな“怖い”被害を引き起こしてしまいます。

結露によって受ける被害

結露によって直接的に発生する被害は「カビ」です。結露によって生じた水で床や壁がぬれてしまうことがありますが、その状態を放置することでカビが生えてしまうでしょう。

そもそも、結露が生じるということは、室内が暖かく湿気が多い環境であることが多く、カビが繁殖しやすい環境と考えられます。そこへ部屋のごみや埃が加われば、カビによっては絶好の場所になってしまうのです。

そうした状況下では、床や壁が余計な水分を吸い込むことにもなります。木造の物件では特に注意が必要です。結露の状態が恒常的に続くと床下が腐ってもろくなったり、壁紙がはがれて内部の断熱材が傷むなどしてしまいます。

そうなれば、物件の耐久性も下がってしまい、資産価値に懸念が及ぶことになってしまうでしょう。その状態を改善しようとすれば、本来かからなかったはずの修繕費用が生じてしまいます。

カビの被害を受けるのは、資産価値だけではありません。カビは人の体にも重大な影響を及ぼすものです。人間の目に見えない胞子を飛ばして喘息やアトピー性皮膚炎などの病気の原因となります。カビが増えると、カビを食べるダニも増えてしまい、喘息の危険はどんどん高まってしまうのです。

また、カビの胞子を吸い込むことによって起こる「カビ肺炎」という病気もあり、高齢者や幼児がかかってしまうと、最悪の場合は死に至ることも。こうして、物件の資産価値や寿命に、住む人の体を蝕んでしまう原因となってしまうのが結露なのです。

shutterstock_513937816

手軽にできる結露対策

結露を予防するための対策はいろいろありますが、まずは手軽にできるところから取り入れていきましょう。重要なのは、水蒸気から水になる可能性のある湿気の量を極力減らすことです。日常生活では、さまざまなシチュエーションで水を使い、水蒸気が発生します。その湿気を空気にとどめておかないよう十分に換気を行い、室内の水蒸気を外に追い出しましょう。

湿気がこもりやすい北側の部屋や押し入れなどは特に注意したいもの。暖房を使っていない部屋も、暖まった空気から湿気が入り込みやすいとされています。

温度差が生まれやすい窓際や壁際もケアが必要です。窓に結露を見つけたら、こまめに拭き取りましょう。そして、室内に植物や水槽があると、そこから水蒸気が放出されます。できるだけ窓や壁から離して設置するのがベターです。

もう一つは、温度差をなるべく減らすこと。室内と室外の温度差や、室内でも暖房ムラなどによって温度差が生まれると、水蒸気が水分と化してしまいます。そういう環境を生み出さないよう、温度調整にも配慮するといいでしょう。

おわりに

機密性の高いマンションは快適な住まいとなりますが、気をつけないと結露を生み出しやすい土壌となってしまいます。エアコンをきかせた部屋は過ごしやすいですが、季節を問わず適度な換気は必須です。

湿気と温度差にちょっと気をつけるだけで、結露の生み出しやすさを減らすことができます。物件も人間も健康に過ごせるよう気をつけましょう。