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2014-02-16

住宅性能評価書の項目


●住宅性能評価書とは?
住宅性能評価書は住宅の性能評価のルールを定めた住宅性能表示制度に基づいて発行される書類で、「1」「2」といった数値・等級で住宅の性能を分かりやすく評価しています。
住宅性能表示制度が出来る前は各社で評価する住宅の性能が異なっていたため分かりづらかったのですが、制度が出来たことによって評価の基準が生まれ、基準に基づいた公平な評価が可能になりました。
住宅性能評価書は以下の10分野32項目に分かれて評価されます。

「構造の安定」
地震、積雪、暴風といった自然の力に耐えられる性能を示します。
等級が高い住宅ほど地震など自然災害に耐えることができ、評価の高い住宅は大地震にも耐えられる強度を持った耐震性の高い住宅であることが分かります。

「火災時の安全」
感知警報装置が設置されているかどうか、避難経路が確保されているかどうか、隣家で火災が発生した時に延焼しにくいかどかなどで評価されます。

「劣化の軽減」
鉄筋、鉄骨、コンクリートなどの材料などが劣化しにくいように加工されているかどうかを評価します。
柱、土台が劣化しにくいということは住宅の寿命が長くなるということです。

「維持管理への配慮」
給排水管、ガス管の点検・清掃のしやすさを評価する項目で、故障時の補修のしやすさを判断します。

「温熱環境」
壁や窓の断熱性能を評価する項目で、いわゆる夏は涼しく冬は温かい温熱環境に優れた住宅であるかどうかを判断します。
等級が高い=断熱性能に優れており、省エネルギーで快適な室温を保つことができます。

「空気環境」
住宅の建材から発散されるホルムアルデヒドの発散量を評価し、等級が高いほどホルムアルデヒドの発散が少なく空気環境が良い住宅であるとされます。

「光・視環境」
東西南北と上方の5方向に設けられている窓の大きさなどから、採光性や開放感を評価します。

「音環境」
床、壁、窓、天井に防音対策が施されているか、隣、上下の住居から音が伝わってきにくいかを評価します。

「高齢者等への配慮」
高齢の方に配慮したバリアフリーが施されている住宅であるかどうかを評価します。

「防犯対策」
住戸の開口部の侵入防止対策を評価する項目で、ドアや窓など外部開口部に防犯対策になる雨戸や建物部品が設置されているかどうかを評価します。