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2014-02-16

中古物件(戸建て・マンション)の不動産広告の見方


不動産広告は宅地建物取引業法によって表示が規制されていたり、表示が義務付けられている項目もあります。
ここでは中古住宅(戸建て・マンション)を購入する際に参考にする不動産広告の見方を解説したいと思います。

●専有面積
専有面積はマンションにおいて、個人が所有できるスペースを意味します。
マンションは専有部分と共有部分に分かれており、ベランダやバルコニーは共有部分にあたるため専有面積に含まれません。
ベランダやバルコニーは緊急避難用の通路として使われるため、物置などを避難用ハッチの上に置いたり避難の妨げになるような場所に物を置くことができず、リフォームをする場合は管理組合の許可が必要となります。

●建物面積(延床面積)
延床面積は壁などによって外部と区分された建物内部の面積を指します。
不動産広告に記載されている建物面積(延床面積)を見る際、ひとつ注意してもらいたいことはあります。
戸建て住宅の場合、地下車庫や地下室は延床面積に含めることができないため別途面積の記載が必要で、住まいと別棟になっている車庫やカーポートは延床面積に含めて計算されます。
マンションの場合はベランダやバルコニーは個人が所有できる専有部分と異なり、共有部分ですので延床面積には含まれません。
延床面積は壁の中心から測定した壁芯面積が表示されますが、中古マンションは壁の内側で測定した登記記録で表示されることもあります。

●建築年月
中古物件の場合、不動産広告に建築年月を表示されています。
賃貸住宅でよく使われる築◯年といった表示ではなく、施工年月で表示します。
「中古」だけの表示では不当表示にあたり、建築年月を明記しなければなりません。
未入居の物件でも築1年以上経過した物件は中古物件となります。

●管理費と修繕積立金
マンションの場合、毎月管理費と修繕積立金が発生します。
管理費は管理人や清掃員など雇用費に充てられ、修繕積立金は将来必要となる大規模修繕に備えた積立に充てられます。